日本の風邪薬をフランスでお勧めしない理由

フランス

フランスに来て、大変しんどい風邪に見舞われたことがありました。

今日はその時に服薬した薬の話を。

その名は「GrinTuss」

TOP画にあるのがそのパッケージです。

こちらの薬は咳が出る時に飲むシロップです。

中身を出すとこんな感じ。

なんか効きそうな見た目。

飲み込んでみると、不味くて飲めないって感じではないけども、すごく美味しくはって感じの甘いシロップ。なんだかスパイス味をふんわりと感じるお味でした。

原材料を見てみると、野菜の複合体(Poliresin)、リポ多糖類、樹脂とフラボノイド、蜂蜜、コーンシュガー、水、エッセンシャルオイル(レモン、オレンジ、ミルテ)と書いてありました。
※訳が間違っていたらごめんなさい

樹脂がなんなのか気になるところですが、とりあえず「100%naturelle」とのこと。そんなんで効くのかなあ、と思っていましたが、すごく効く!!!

自然の力侮るべからず。

フランスでは「100%naturelle」って文字をたくさん見ますが、こういうお薬の効果がちゃんとあるところも自然の力への信仰だったり、自然がいちばん!というという思想に繋がってるんだろうなーと感じました。


日本だとマーケティング的に「自然」よりも「有効成分〇〇mg」って書いた方が効きそうで売れるんでしょうが、フランスではおそらく「100%naturelle」の方が売れるものが多いんでしょう。
こういった違いも面白いと感じます。

フランスには総合風邪薬がない

日本のように、風邪を引いた時にどんな症状でもマルチに対応する薬は見かけません。

そもそも、風邪薬を買いに薬局へ行くと、レジの後ろに薬が置いてあって消費者が勝手に取れないようになっており、症状を説明して薬をお勧めしてもらうしかありません

日本と違い、どんな買い物にも会話が付きまとう。それがフランスです(苦手な人は辛いと思いますが、、、)。

でも考えてみれば、症状をプロに相談して薬を買うのって、合理的です。これさえ持っておけば良い、という手軽さはないかもしれないけれど、体に不要な成分を摂取しなくてもいいのは体への負担を考えると良いことですよね。

日本の風邪薬は、フランスの風邪に打ち勝てない

これは本当にタイトルの通りです。しかもたまに聞く話ですよね。

私は、正直最初は半信半疑でした。飲み慣れたものが安心、と日本の総合風邪薬を持ってきていたので服用したのですが、全く歯が立ちませんでした。笑

現地のお薬を服用したら、翌日にはかなり良くなっていました。

身をもって、「噂は本当だったんだ、、、!」と実感しました。

先日、フランスに持ってきて良かったものを挙げてみましたが、この中にはあえて風邪薬は入れませんでした。それはこんな経験があったからでした。

風邪をシェアするフランス人

コロナの時代があったからか、それぞれ外国のマスク事情はある程度皆さん理解しているように感じます。

日本人はフランス人がマスクをしないと思っているし、フランス人は日本人がマスクをよくすることを知っています。

私が風邪を引いてゴホゴホしていたらこんなことを、とあるムッシューに言われました。

日本人は風邪を引いたらマスクをするんでしょ?私たちは、みんなしないんだよ。風邪が流行しているときは、メトロの中でみんな風邪をシェアしてるよ(苦笑)」

私も苦笑。でも本当にシェアしてると言いたくなる現状なんだなこれが。

最初に述べた通り、各国の事情はフランス人も理解していますし、フランスでもマスクへの抵抗感は薄くなっていますので、気になる日本人は街中でマスクをしていても大丈夫です。

シェアしたくない方はぜひ、付けてください。笑

まとめ

「GrinTuss」という薬、本当に効きました。

皆さんも現地で風邪を引いて、日本の薬が効かない場合はぜひ薬局に行ってみてくださいね。

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