どうもこんにちは。てらこです。
本日はパリの語学学校を決めた話です。
私が選んだのは、パリカトリック学院(Institut Catholique de Paris)です。正確には、パリカトリック学院の附属の学校、「Institut de Langue et Culture des Françaises」です。
通称日本語ではパリカトというらしいので、以下パリカトとします。
日本人には有名な学校で、なんだここか、と思う方もいらっしゃるかと思いますが、私が選んだ理由と、通ってみてわかったパリカトを選ぶべき理由を説明しますね。
大学の雰囲気に入るだけで楽しい
語学は楽しくないと、上達しないと思っています。
特に私なんか、義務教育でやってるわけでもないし、英語のように世界中誰でも使えるような言語を習得しようとかでもないので、すぐに「あれ、私なんで勉強してるんだっけ、、、」となりがちです。
パリカトは、大学の附属です。ただビルの中にある、語学学校の無機質な教室と違って、講堂もあれば庭もあって、購買もあります。

普通に大学生活みたいな雰囲気を味わえます!本当に、それが個人的にはとっても楽しくて良かった。
いつでも学生証で入って自習もできます。
私は全ての授業が終了した後も自習のために通っています。学生気分、結構楽しいです。
クラスメイトにいい人が多く、多国籍
パリカトは高いです。ということはお金持ちが多くて、しっかりした人が多そう、といった印象が入学前はありました。
その読みは間違っていませんでしたが、ひとつ予想外だったことがありました。
カトリックの聖職者になるためのフランス留学の前段階として、フランス語を学ぶために、カトリックコミュニティがお金をお出してくれて通っている方々がいるのです!
みんな本当に隣人愛に溢れた方々で、私が会った方は100%、信じられないほど優しくていい人でした。
日本人でも高いと思う授業料。さらに物価が安い国からの留学生とは普通だったらフランスで進路が交わることはないかもしれません。
でも、パリカトではそんな知り合いができるんです。それは素晴らしい経験でしたし、パリカトに通わなければ、聖職者として出世するために8年も学業を積まないといけないとか、そんな話きけなかったと思います。
クラスメイトの一人は、試験勉強と仕事で忙しく、苦しんでいる私(笑)をみて、私のために祈っておくよ、と言ってくれました。
私はクリスチャンじゃないけど、そこに確かに救いがあった。ありがとう、アンドリュー。。。
確実に上達できる
まず第一に、他の学校に通っていないので、他より進みが早いとか遅いとかはわかりません。
でも一つ言えることは、授業に真面目に出ていた人は、みんな上達しました。私も含めて。
パリカトでの授業は、文法を詰め込んで日常会話のフレーズを詰め込んで、、、とかそういったものだけではありません。もちろんありますけどね。
B1でもB2でも、グループを組んでのプレゼンがありました。グループでディスカッションすることもフランス語の上達につながりますし、みんなの前で発表することももちろん上達につながります。
ちなみに私はパリカトでB1からB2レベルのクラスに入っていました。多分初心者レベルの方はまた違うと思います。
また、先日DELFを受けたのですが(この話はまた別の機会にレポしますが)、パリカトの試験は、完全にDELFの出題形式に則っていました!
DELFを受けてる最中は「あ!これ進研ゼミでやったやつだ!」みたいな感じでした。笑
あ、DELFとは、フランス国民教育省公認の、テストです。
フランスで、フランス語力を示すテストとして最も公式とされています。
つまり、フランス政府が移民に求めている能力を測る試験ですので、これに則った教育をしてくれているパリカトは、フランス語力+フランス共和国への適応力みたいなもの(まあ最近は、それも含めて語学力だなとしみじみ感じています)まで教育してくれていると思うのです。
本当にこの点は素晴らしいと思いました!
高すぎない
パリカトは高いです。
高いんですけど、fleというクオリティマーク(6章で説明)を持つ、パリ市内の学校の中では一番安いです。
これは大きな決め手でした!
いろいろなことを相談できる
パリカトの事務の方は、優しい方が多いです。
私は、実はパリカトに通った後にフランスの大学院に通うことを考えていました。
パリカトはフランスの高等教育機関として認められていますので、ちゃんと学歴として記載できます。フランスの学校のシステムが本当によくわからなくて、困り果てていたのですが、その度に事務のお姉様に聞いたりして助けてもらいました。
さらに学費が足りないよう、、、このクラスに入れるなら来学期も継続したいよう、、、という泣き言まで聞いてくださり(本当にごめんなさい笑)、本当に感謝しています。
本当はパリカトでの学生生活は1学期だけで終わらせる予定でしたが、結局私は希望のクラスに交渉して入れてもらい、2学期間継続しました。
今となっては継続して本当に良かったです。
fleマーク付き
パリカトは、教育の質が担保されているマーク付きです。

このマークを見て、語学学校を選ぶ方が多いと思いますし、私も教師の質が安定していると思ってこのマークの中から選びました。
確かに先生はみなさんいい先生ばかりでしたが、それ以外にももう一つ旨みがあります。
先ほどもちらっと書いた通り、パリカトはフランスの高等教育機関です。
2019年以降、フランスの大学、大学院のEU圏外の学生に対する授業料を差別化する、との情報を得た方もたくさんいらっしゃるかと思います。
でもこれ、「初めて高等教育課程に入学する」学生への差別化なんです。
つまり、安い語学学校行って、その後大学生を目指そう〜とするとですね、EU圏外の学費を大学に払うことになります。
でもパリカトであれば、高等教育機関ですので、EU県内学生と同じ料金になるんですね。。。
もちろん、フランスの教育システムはとても複雑で、いろいろなディプロマがありますので、どの場合にも適用されます!とは言い切れないのですが(必ず行きたい大学に確認してくださいね!)、フランスで学業を目指すのであれば、そしてパリの語学学校をお探しであれば、パリカトに行ったほうが良いよねってことです。
また、「les centres de français langue étrangère」に通っていましたか?と聞かれることもありますが、その場合でもfleマークがありますか?という質問と同義です。
まとめ
パリカトは教育の質、安心感、その後の進路へのメリットを考えると、パリ市内の語学学校としてとってもいい選択肢だと思います。全力でお勧めします!
パリカトが高すぎると思う方へ
他の語学学校の選択肢、現在この身を持って模索中です。
また自分の経験をシェアできたらと思っていますので少々お待ちください。。。
ではまた。
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